世界大百科事典(旧版)内の赤外用フィルムの言及
【赤外線写真】より
…後述のように,赤外線用フィルム・乾板は赤外の波長域に感度を有するほか,ハロゲン化銀固有特性として青色にも感光する。したがって,フィルターを使わずに赤外用フィルムで撮影すると,赤外域と青色の波長域の写真が重なって撮影されるため,赤外線の効果が妨げられて満足な結果が得られない。赤外用フィルターは赤色,濃赤色など種々のものが市販されており,使用する感光材料の感光波長域に応じた透過波長,平均透過率をもつものを選定する。…
※「赤外用フィルム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」