世界大百科事典(旧版)内の起伏ぜきの言及
【せき(堰)】より
…一河川の上流から下流へ,両岸に別々の村々の仲間の造営したせきが並立し,取水を争った場合もかつてははなはだ多かったが,大正末以降の,最上流の好位置へのせきの統一設置(合口(あわせぐち))が近年著しく行われるようになった。 なお,近代に至って輸入された起伏ぜきは,河川の両岸の1定点を結んで水中に一列に鉄扉を連ね伏せ,その上流部の湛水(たんすい)量や,下流部の必要とする水量を考慮して機械操作によって鉄扉を起立,伏臥(ふくが)させて流水量を調節する。洗いぜきにも近代的なものがある。…
※「起伏ぜき」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」