起毛錦(読み)きもうにしき

世界大百科事典(旧版)内の起毛錦の言及

【輪奈織】より

…歴史的にも古くから見られる織物技法で,西アジアでは4~5世紀ころから,上エジプトのコプト人の染織品中にこの技法が織物の一部,あるいは人物文様などの全面に用いられている。また中国では馬王堆前漢墓出土の織物中に〈起毛錦〉と呼ばれるものがあり,これも輪奈織の一種と考えられる。【小笠原 小枝】。…

※「起毛錦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」