世界大百科事典(旧版)内の超々ジュラルミンの言及
【アルミニウム合金】より
…(g)7000番台はAl‐Zn‐Mg‐Cu系合金とAl‐Zn‐Mg系合金に大別される。Cuを含むものの代表的なものは7075(Zn5.1~6.1%,Mg2.1~2.9%,Cu1.2~2.0%)で,超々ジュラルミンとも呼ばれ,熱処理によって引張強さ約60kg/mm2とアルミニウム合金中最高の強度を得ることができる。航空機やスポーツ用品に使用されるが,欠点としては溶接性と耐食性が劣ることである。…
【ジュラルミン】より
…7075合金は亜鉛5.5%,マグネシウム2.5%,銅1.6%で,引張強さ60kgf/mm2程度の強度が得られる。この亜鉛系の合金は日本の発明でESD(超々ジュラルミンextra super duralumin)と呼ばれ,〈ゼロ戦〉の骨組みに使われた。強度は高かったが,加工性は悪い。…
※「超々ジュラルミン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」