超越論的統覚(読み)ちょうえつろんてきとうかく

世界大百科事典(旧版)内の超越論的統覚の言及

【インターネット】より

…だが,事実は,先に述べたように逆である。 新聞のようなマス・メディアが国民の共同性の意識を補強しえたのは,それを享受する行為が,国民共同体内部の諸経験に対して,いわば〈超越論的統覚〉に比しうる作用を保証しえたからである。〈超越論的統覚〉はカントが導入した用語だが,それは,多様な認識がすべて同一の自我・主体に帰しうる,統一的な経験の文脈に属していることを確認する意識の作用である。…

※「超越論的統覚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む