世界大百科事典(旧版)内の超電導コイルの言及
【核融合炉】より
…以下では代表的な核融合炉としてトカマク方式(磁気閉込め方式)とレーザー方式(慣性閉込め方式)をとりあげ,その概念を説明してみよう。
【トカマク炉の概念】
トーラス型磁気閉込め方式に属するトカマクを特徴づけるものは,(1)トーラスコイル,(2)変流器コイル,(3)平衡コイル(垂直磁界コイル),(4)ダイバーターコイル,の4種類のコイルで(図2参照),これらは実用炉では超電導コイルが用いられるものと予想される。 トーラスコイルはトーラス磁界Btを発生するもので,10~20個のモジュールで構成され,その形状は,コイルに加わる磁気力に関して曲げモーメントがなるべく少なくなるようD形に近いものとなる。…
※「超電導コイル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」