世界大百科事典(旧版)内の超高圧X線回折法の言及
【超高圧】より
…圧力定点法はその代表であり,種々の元素や化合物の圧力誘起の相転移を利用した圧力定点(表)が提唱されている。圧力定点の絶対値を決定するにあたって,もっとも信頼性の高い手法は標準物質(NaClなど)の状態方程式に準拠する超高圧X線回折法である。すなわち,定点用試料を標準物質とともに加圧し,試料に相転移が検出された際の標準物質の格子定数(体積に変換可能)をX線回折により決定し,標準物質に対し半理論的に求められた体積‐圧力関係(状態方程式)から試料の転移圧の絶対値が決まるしくみである。…
※「超高圧X線回折法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」