蹄耕法(読み)ていこうほう

世界大百科事典(旧版)内の蹄耕法の言及

【草地】より

…なお,多くの場合,土地の傾斜が6度内外以下の緩傾斜地では採草地または兼用草地が,土地の傾斜が10~15度以上の急傾斜地では放牧草地が造成される。一方,不耕起法は大型トラクターなどによる機械造成の困難な傾斜が20度内外以上の急傾斜地での草地の造成に用いられるもので,蹄耕(ていこう)法と直播(ちよくはん)法とにわけられる。蹄耕法は造成しようとする土地に家畜を放牧して自生している野草類を採食によって抑圧し,同時に放牧家畜の蹄圧で土壌をかくはんおよび鎮圧し,ここに施肥と牧草の播種を行う。…

※「蹄耕法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」