身体心像(読み)しんたいしんぞう

世界大百科事典(旧版)内の身体心像の言及

【幻影肢】より

…同様の現象はまれながら乳房や陰茎が切断された際にもみられる。幻影肢は16世紀にフランスの外科医A.パレによって記述されたものであるが,20世紀には幻影肢発生の機序を考察することによって,身体図式body schema(ピックA.Pick,1922)ないし身体心像body image(ファン・ボゲールL.van Bogaert,1934)という概念が確立されるに至った。身体図式ないし身体心像とは,人が外界について外部空間図式をもつのと同様に,自己の体についてもっている立体的な表象像ないし心像imageのことで,これらの概念から,さらに身体失認などの多くの神経心理学的な疾患の病態が解明されるようになった。…

※「身体心像」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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