世界大百科事典(旧版)内の身分登録簿の言及
【身分登録制度】より
…およそ社会あるところその構成員を把握する必要があるといえるが,その把握のしかたは国によって,また,時代によって異なる。国民または住民を登録した台帳がかつては,課税,徴兵,治安等の各種の行政目的に利用されることが多かったが,現在では,個人が身分登録簿に登録されることがその者の基本的人権の保障にとって不可欠な役割を果たすものと理解されている。例えば,国際人権規約B第24条第2項は,〈すべての児童は,出生の後直ちに登録され,かつ,氏名を有する〉と規定している。…
※「身分登録簿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」