最新 地学事典 「軸角」の解説
じくかく
軸角
axial angle
結晶を記載するのにふつう同一平面内にない3本の晶帯軸の方向がとられる。これを結晶軸という。これらはふつう結晶の対称軸や対称面およびこれに関係のある方向がとられることが多い。最も主要な対称軸の方向を主軸c軸と呼び,前後軸をa軸,右左軸をb軸と呼ぶ。これらの結晶軸のなす角を軸角といい,それぞれα,β,γで表す。立方・正方・直方の三つの結晶系では軸角はいずれも直角,単斜晶系では三つの軸角のうち二つが直角,三斜晶系ではふつういずれの軸角も直角ではない。また三方晶系の軸角はいずれも等しいが直角ではない。六方晶系ではc軸となす角は直角,3本の側軸のそれぞれの正の方向のなす角は120°である(三方晶系も六方晶系と同じ軸のとり方ができる)。
執筆者:高野 幸雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

