世界大百科事典(旧版)内の軸集中の言及
【血流】より
…血球成分の大多数を占める赤血球の直径はほぼ8μm前後である。この赤血球は大動脈,分配動脈,静脈等の口径に比較すると小さいため,これらの血管では血液の流れを均質な液体の流れと仮定できるが,血管口径が小さくなるにつれて,血漿と血球成分の比率が変化したり,また血球成分のみが流れの中心に集まってくる(これを軸集中という)。さらに,口径6μmの毛細血管を赤血球が流れる場合は血漿と血球は交互にサンドイッチ状となり,かつ赤血球は帽子のように変形して流れるようになる。…
※「軸集中」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」