輪違文(読み)わちがいもん

世界大百科事典(旧版)内の輪違文の言及

【七宝文】より

…円を4分の1ずつ重ねた連続文。有職(ゆうそく)文の一種で,輪違(わちがい)文ともいう。上下左右に連続するさまから〈四方〉〈十方〉と呼ばれたのが,のちに仏教の十珍七宝(じつちんしつぽう)と結びつき〈七宝〉となった。…

【有職文様】より

…鎌倉時代以後,蔓は単なる蛇行曲線となり,その枠の中に雲や草花を充塡したものが現れた。(6)輪違(わちがい)文はいわゆる七宝文で円を4分の1ずつ重ね,中心に花菱を置く。(7)窠(か)文は円弧を4~6個つないだ形が木瓜(もくか)を輪切りにした状態に似ているため名付けられた。…

※「輪違文」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android