轟式土器(読み)とどろきしきどき

世界大百科事典(旧版)内の轟式土器の言及

【轟貝塚】より

…貝塚は,マガキ,ハイガイ,アサリを主体とする内湾性貝塚であり,狭い低地を隔てた対岸の西岡台地区にも一連の貝塚があり,中期~後期の貝層が検出されている。出土土器は,古くから轟式土器として縄文時代前期に位置づけられていたが,松本雅明によって轟A式・B式(早期末~前期初頭),轟C式・D式(前期後半)の4型式に分類された。地文として貝殻条痕を残すが,A式は綾杉状に条痕文を施し,B式は口縁下に粘土帯を数条貼付し,C式は条痕地に数条の沈線により曲線文を施し,D式は2本単位施文具の沈線,連続刺突によって横位の弧線を施す。…

※「轟式土器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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