農婦病(読み)のうふびょう

世界大百科事典(旧版)内の農婦病の言及

【農夫症】より

…農夫にみられる一症候群。第2次大戦中(1943)東北の男手のない農村で,農作業に従事する中年婦人の健康異常に気づいた熊谷太一は〈農婦病〉としてこれをとり上げたが,戦後(1952)北海道の巡回診療の体験から藤井敬三は,男性農民や若年者にも起こることから,これを〈農夫症〉と呼ぶことを提唱した。若月俊一は,長野での診療体験から,これは農業労働による慢性の疲労,農村・農家の非衛生条件(寒冷,低栄養,寄生虫感染など),農村での封建的な人間関係などが背景因子となって起こった健康障害であること,そして,それは早老,慢性疾患の保有と深く関係していることを明らかにした(1955)。…

※「農婦病」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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