近世大名(読み)きんせだいみょう

世界大百科事典(旧版)内の近世大名の言及

【大名】より

…江戸時代の1万石以上を領有する幕府直属の武士をさす語としての大名は前者の系譜につながり,狂言などにみられる大名・小名は後者に属するものといえよう。【勝俣 鎮夫】
[近世大名の成立]
 南北朝から室町時代にかけては,守護が領国を拡大して大名領を形成したところから守護大名とよばれるが,守護に代わって新しく台頭し,在地土豪の掌握を通じて一円知行化を推進した戦国時代の大名は戦国大名とよばれる。こうして形成された大名は,江戸時代に入って近世大名となり,大名領を完成,幕府を頂点とする幕藩体制を完成した。…

※「近世大名」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android