世界大百科事典(旧版)内の迸入構造の言及
【乱堆積】より
…地層中にみられる局部的な堆積構造の乱れのことで,層間異常ともいう。地層の形態研究の重要な課題の一つで,次のようなものが観察されている。(1)地すべりslumping 平行な地層にはさまれたある厚さの地層が,層内褶曲を示したり,層理がちぎれたりして,最終的には原形をとどめないほど混じりあってしまうもの。これは,地層が比較的急速に堆積し,地層の固結がまだ十分進んでいない状態で,堆積した斜面の傾斜が何らかの原因により増加したような場合に,斜面崩壊が原因で水中地すべりが生じたものである。…
※「迸入構造」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」