世界大百科事典(旧版)内の退却型脱進機の言及
【脱進機】より
…17~18世紀には優れた科学者や時計師が競って時計機構の発明,改良に心血を注ぎ,航海用高精度時計(クロノメーター)用や小型時計用にも適用できるものなど多種の脱進機が考案された。図b,図cには現在まで広く用いられている振子時計用の退却型脱進機と携帯時計用のレバー脱進機とを例示した。どちらも振子またはてんぷの振動に伴い,アンクルの二つのつめが左右交互にがんぎ車とかみ合って,がんぎ車の回転力が振子やてんぷに伝達される。…
※「退却型脱進機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」