逆ミセル(読み)ぎゃくみせる

世界大百科事典(旧版)内の逆ミセルの言及

【コロイド】より

…非極性溶媒中では界面活性剤分子は極性基を内側に,疎水性基を外に向け会合する。これを逆ミセルという。逆ミセルは水を可溶化することができる。…

【ミセル】より

…界面活性剤をベンゼンなどの非水溶媒に溶かすと,親油基を外に親水基を内に向けて会合する。これを逆ミセルといい,逆ミセルはその内部に水を可溶化することができる。ミセルという言葉は,1858年ネーゲリKarl Wilhelm von Nägeli(1817‐91)が,デンプンやセルロースのゲルが光学的異方性を示すのは,分子が配向した微結晶構造をもつためと考え,この構造をミセルと呼んだのが始まりである。…

※「逆ミセル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android