世界大百科事典(旧版)内の逆希釈法の言及
【同位体希釈分析】より
…分析対象となる試料から目的とする物質を定量的に純粋に分離することはきわめて困難であるが,この方法によれば,収率に関係なく,純粋に分離を行いさえすればよく,比較的簡単な操作で信頼性の高い結果が得られる。 分析対象となる物質が非放射性および放射性の場合,おのおの直接希釈法および逆希釈法と呼ばれる。(1)直接希釈法 試料中の目的とする化合物の量xが未知であるとき,比放射能S1のわかった放射性同位元素で標識した同じ化合物をWだけ加え,よく混合した後その化合物を純粋に分離して,比放射能S2を測定すれば,次のようにxを求めることができる。…
※「逆希釈法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」