造寺所(読み)ぞうじどころ

世界大百科事典(旧版)内の造寺所の言及

【奈良時代美術】より

…表に挙げた諸組織のほか,造寺・造仏等のごとき造営作業には,職員令の規定以外に臨時に造寺司が設けられた。造寺司については百済大寺造営が早く,白鳳時代には造薬師寺司,造大安寺司,天平時代になると造東大寺司のほか,造法華寺司,造西大寺司等があり,より小規模のものには造寺所が設けられた。各造寺司の工人は司工(造寺司直属工人,また各省の兼務工人),雇工(臨時雇の民間工人),様工(在地工人を率いる請負工)等がある。…

※「造寺所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」