世界大百科事典(旧版)内の連作短歌の言及
【短歌】より
…(3)家集から歌集へと作品発表の形態を変えたことである。(1)の例として,正岡子規の藤の花の連作,石川啄木の〈忘れがたき人々〉,斎藤茂吉の〈死にたまふ母〉,長塚節の〈鍼(はり)の如く〉,前田夕暮の〈天然更新の歌〉,釈迢空の〈供養塔〉,木下利玄の〈曼珠沙華(まんじゆしやげ)の歌〉等々の連作短歌をいくつもこの時代の代表的成果として挙げることができる。これらはすべてひとまとまりが数首から数十首によって成る作品である。…
※「連作短歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」