世界大百科事典(旧版)内の連結点の詐欺的変更の言及
【法律回避】より
…そのため,例えば,離婚を禁止されている国の国民である夫婦が離婚を望んだ場合には,離婚準拠法を本国法と定めていて,かつ離婚を容易に認める国に帰化することによってその目的を達することができる。このように,本来適用されるべき法の適用を免れ自己に有利な法の適用を得るために,連結点を故意に変更することを,国際私法上の法律(の)回避,または連結点の詐欺的変更という。 法律回避の目的をもって連結点が変更された場合に,その変更を有効なものと認めるべきか無効なものとすべきかについて諸国の態度は分かれている。…
※「連結点の詐欺的変更」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」