《進化論講話》(読み)しんかろんこうわ

世界大百科事典(旧版)内の《進化論講話》の言及

【丘浅次郎】より

…ホヤ類,ヒル類など水生動物の比較形態学を専攻し,いくたの新種発見をはじめ国際的業績をのこした。《進化論講話》(1904)で当時最新の学説をはじめて一般向きに解説し,そののちダーウィン説によりながら,生物の生存競争に有利だった形質が,進化しすぎてその種属を滅亡へみちびくという独自の文明批評を展開し,人類についても悲観的未来観をのべた。また特定思想の絶対化を排し,何ごとも疑う習性の養成を目標にかかげる教育改革論は,現在なお傾聴に値する。…

【進化論】より

…その講義はのち石川千代松訳《動物進化論》(1883)として刊行された。石川は《進化新論》(1891)を,丘浅次郎は《進化論講話》(1904)にはじまる多数の著作を書き,進化論を普及させた。これらと並行しダーウィン,スペンサー,ハクスリー,ワイスマンなどの著作もあいついで翻訳された。…

※「《進化論講話》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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