遊俠列伝(読み)ゆうきょうれつでん

世界大百科事典(旧版)内の遊俠列伝の言及

【俠客】より

墨子の学団に任俠の風が強く,孟嘗君(もうしようくん)などの戦国四公子が集めた食客にも多くの俠がおり,漢の高祖劉邦の勢力も遊俠集団を基礎にして成長した。権威を軽視しがちな俠客を法家は国家の害毒とし,統一帝国では抑えられるが,司馬遷は俠の信義を高く評価して〈遊俠列伝〉を立てる。《漢書》は反対に礼法を乱すものとして非難するが,任俠の風は自律的な民間秩序の形成源として生きつづけ,反権力と弱者保護の気風は国家権力と官僚政治の腐敗に反発する民衆に支持されて,《水滸伝》などの任俠的英雄に結晶するとともに,秘密結社にも継承された。…

※「遊俠列伝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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