世界大百科事典(旧版)内の運動機能訓練の言及
【脳性麻痺】より
…合併する異常として精神遅滞が高率にみられ,また痙攣(けいれん)発作(癲癇(てんかん)),視覚・聴覚の障害,栄養障害などが高率にみられる。
[治療]
治療の重点は運動機能訓練におかれるが,早期に行うことにより,脳の代償機能を促進し,異常な運動や姿勢のパターンの出現を抑えて予後(最終的な運動機能や姿勢異常の程度)をよくすることができると考えられている。このため診断確定を待たず,脳障害の危険因子の大きい場合は治療を始め,経過をみながら治療の続行か中止かを決めるという方法がとられるようになってきている。…
※「運動機能訓練」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」