過書奉行(読み)かしょぶぎょう

世界大百科事典(旧版)内の過書奉行の言及

【過所】より

…さらに1244年(寛元2)に国分太郎左衛門尉なるものの関東下向の際に,六波羅探題は近江鏡宿以下の宿々に,送夫3人ずつの賦課を命じた過書を発給している(〈薩藩旧記〉)。1277年(建治3)ころ六波羅探題の一機構に〈宿次過書奉行〉の名がみえる(〈建治三年記〉)。しかし,所々の地頭や御家人が過書を用いず,路次の煩をなすことも多かったとみえ,幕府はしばしばこれに厳重な叱責を加えている。…

※「過書奉行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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