道春館の段(読み)どうしゅんかんのだん

世界大百科事典(旧版)内の道春館の段の言及

【玉藻前曦袂】より

…初段は天竺,二段目は唐土,三段目以下は日本を舞台として妖狐が数々の悪行を尽くすというスケールの大きな構想を繰り広げたものだが,そのうち,三の切,四の切にはそれぞれ前作の二の切,三の切が採り入れられている。著名な故事や伝承を多彩に活用した波瀾に満ちた物語の展開と,スペクタクル性に富んだ華やかな演出とが好まれてしばしば通しでも上演されてきたが,しだいに三の切の〈道春館の段〉(通称《玉三(たまさん)》)のみが独立して行われるようになった。そこには,進んで犠牲になることを競い合う義理の姉妹桂姫と初花姫の双六の勝負や,悪人と思われていた上使鷲塚金藤次による意外な真相の告白など,多くの劇的な趣向が構えられている。…

※「道春館の段」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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