世界大百科事典(旧版)内の遠心効果の言及
【遠心分離機】より
…遠心分離機は,小さい所要床面積で大量処理が可能のうえ,揮発性,引火性物質に対する密閉措置,分離した固体などの排出,洗浄などの自動化などによって,工業用はもちろん下水や排水の処理にも利用されるようになった。 遠心分離機の性能の一つは遠心力の強さで,ふつう回転速度(工業用は数百~数万rpm)の代りに重力の倍数で表し,これを遠心効果という。処理液を連続的に供給して行う連続式と,一定量ごとに処理を行う回分式とがあり,また目的,型式によっても遠心効果の大きさは広い範囲で異なる。…
※「遠心効果」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」