世界大百科事典(旧版)内の遺族国債の言及
【交付公債】より
…日本では,明治初期,財政基盤が確立していなかった維新政府が発行した金禄公債や秩禄公債(秩禄処分)をはじめとして,戦費調達や恐慌救済等のため発行された事例は多い。第2次大戦後も農地改革のときに旧地主に交付された農地被買収者国庫債券(農地証券),戦没者の妻に交付された特別給付金国庫債券(遺族国債)などが発行されている。政府が不動産の買収や巨額の現金支出に代えて交付する公債である。…
【国債】より
…国債は国の経費をまかなうための収入獲得手段であるが,国の支払の手段となって,国の収入とならないものがある。これを交付国債といい,日本の遺族国債債券(遺族国債)やIMF通貨代用証券等がこれに当たる。
【発行方法・償還・借換え】
国債の発行方法には,中央銀行(日本の場合は日本銀行)引受けと市中公募がある。…
※「遺族国債」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」