遺物史料(読み)いぶつしりょう

世界大百科事典(旧版)内の遺物史料の言及

【史料学】より

…しかし,人類のうちには文字を用いない社会も存在するし,人間の生活のうちには文字によって記録されない部分も広範に存在する。現代の歴史学においては,それゆえ,多様な文化現象や民衆の生活,心性,さらには非文字社会の歴史をもとらえようとする歴史家の問いにこたえるべく,文書史料のほかに,遺物史料(住居址,民具など),図像史料(彫刻,絵画,挿絵,紋章など),音声史料(録音テープなど),伝承史料(習俗,説話など)といった多様な史料が積極的に用いられ,新しい史料学が模索されつつある。【二宮 宏之】。…

※「遺物史料」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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