世界大百科事典(旧版)内の避諱地名の言及
【地名】より
… 次に時代性の比較的明確なものとして,古代の人名にかかわる地名の例にふれてみよう。その一つは避諱(ひき)地名ともいうべきものである。《続日本紀》延暦4年(785)5月条に〈臣子の礼は必ず君の諱(いみな)を避く〉とあり,《続日本後紀》天長10年(833)7月の詔に〈天下諸国の人民の姓名及び郡郷山川等の号(な),諱に触るるもの有らば皆改易せしむ〉とみえ,諸国の地名は改変せざるを得なかった。…
※「避諱地名」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」