那先比丘経(読み)なせんびくきょう

世界大百科事典(旧版)内の那先比丘経の言及

【ミリンダ王の問い】より

…原題を《ミリンダパンハーMilindapañhā》といい,《ミリンダ王問経》《弥蘭王問経(みらんおうもんぎよう)》などとも訳されている。途中までの漢訳として《那先比丘経(なせんびくきよう)》(訳者不明,2巻本と3巻本の2種)がある。ミリンダ王とは,前2世紀ころ西北インドを支配していたギリシア人の王メナンドロスのことで,王が仏僧ナーガセーナ(那先)と仏教教理に関する問答を重ね,ついに信者になった過程を記している。…

※「那先比丘経」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android