世界大百科事典(旧版)内の部分構造強度の言及
【船体強度】より
…以下では商船の船体強度について述べるが,軍艦や漁船などでも基本的な考え方は同じである。 船体強度は検討対象とする船体構造の範囲によって,(1)船体を船の長さ方向に断面が変化する1本のはりとみなしたときの全体強度,(2)商船の主要構造部分である船倉をより詳しく検討するため,船倉部分を骨組構造,あるいは板構造とみなしてその強度を考える部分構造強度,(3)船倉内部の詳細な構造や船首尾部,機関室部分などの特殊な構造の強度を検討する局部強度の三つに分けられる。
[全体強度]
波浪中を航行する船の全体強度においては,便宜上,作用する荷重とそれに対する応答を定常分と変動分とに分けて検討する。…
【舟∥船】より
…甲板上には船楼および甲板室を設け,操舵室,居住区,倉庫などにあてている。 船の強度は横強度(部分構造強度,局部強度ともいう)と縦強度(全体強度)の両観点からの検討を行う。小型船の場合,横強度を満足する船は縦強度も十分満足するが,大型船になるほど縦強度の検討が重要となる。…
※「部分構造強度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」