部落会(読み)ぶらくかい

世界大百科事典(旧版)内の部落会の言及

【町内会】より

…1935年ころから内務省の指導下に全国的に普及し,40年に整備をみた市街地住民の自治組織であるが,内務省の地方行政機構の下部に位置づけられることによって,日本ファシズムの末端組織として機能した。町内会は,1928年以来都市を中心とする防空演習のなかで組織化されつつあったが,35年の選挙粛正運動の実行単位として,農村部における部落会とともに,にわかに注目を浴びた。日中戦争の泥沼化にともない,国民精神総動員のための実践組織として,町内会,部落会を市町村の下部に組み込むことが不可欠となった。…

【村】より

…明治の市制・町村制は,行政上の〈処務便宜ノ為メ〉区を設け,区長,区長代理を置くことを規定したが,その区はむらを単位に設定されることが多かった(大区・小区)。また1940年以降,上意下達機構として部落会が設けられたが,これはよりいっそうむらを単位として編制された。このように生活・生産の組織としてのむらは絶えず支配や行政のために利用されてきた。…

※「部落会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む