部落解放人民大会(読み)ぶらくかいほうじんみんたいかい

世界大百科事典(旧版)内の部落解放人民大会の言及

【被差別部落】より

…その中には,45年8月15日,太平洋戦争終結の日の夜から中国人の襲撃を受け,2日後の17日夕刻には,男子が兵役に徴発されていたために大部分が老人,女性,子どもであった総員272人のうち271人が戦死または自決したという熊本県の被差別部落の移民団集落もあった。
[部落解放運動の再建]
 敗戦による占領下,民主的諸改革が推進されるなかで部落解放運動の再建の気運も急速に高まり,戦前の全国水平社の〈部落委員会〉の伝統を受け継いで,〈全国水平社主催〉をうたう参加の呼びかけのもと,1946年2月19日,京都市の新聞会館に23府県から240人が参集して〈部落解放全国委員会〉(解放委員会)が結成され,翌日には〈部落解放人民大会〉が開催された。そのとき採択された〈宣言〉は,〈全国に散在する六千部落三百万の兄弟諸君! 日本帝国主義の敗戦により,凶悪野蛮なる軍国主義的・封建的専制支配は終焉(しゆうえん)を告げ,人民解放の輝かしい時代は来た。…

※「部落解放人民大会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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