世界大百科事典(旧版)内の鄭松江の言及
【鄭澈】より
…朝鮮,李朝中期の文臣,歌人。字は季涵,号は松江。李朝政治史上の大きな特徴である党争が起こったとき,西人派の頭目としてかかわり,党勢の浮沈によって政治生活が左右されていた。官は左議政まで登ったが,ときには流配の辛酸をなめている。政治家としての足跡に劣らず,文学史上第一級の歌人として優れた作品を多く残している。歌集《松江歌辞》には5編の歌辞(関東別曲,思美人曲,続美人曲,星山別曲,将進酒辞)と84首の時調が収録されている。…
※「鄭松江」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」