世界大百科事典(旧版)内の酒悦の言及
【福神漬】より
…ナス,ナタマメ,ダイコン,シロウリ,れんこん,シソ,ショウガなどを刻んで塩漬にし,それを塩抜きしたのち,みりんじょうゆに漬け込んだもの。1885年ころ東京上野池の端の酒悦(しゆえつ)が売り出したもので,平出鏗二郎の《東京風俗志》(1901)に〈近時福神漬と称ふるもの,茶漬の菜などに美(うま)しとて甚だ称せらる〉と見えている。福神漬の名は,7種の材料を用いたことと,不忍池(しのばずのいけ)の弁天社に近いところから七福神にちなんで命名したものという。…
※「酒悦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」