世界大百科事典(旧版)内の酵素異常の言及
【酵素】より
…大腸菌において,グルタミン合成反応は各種生体物質の生合成の初発段階に位置し,それらの物質によるフィードバック阻害を受けるが,酵素分子の特定のチロシン残基にAMPが共有結合すると,フィードバック感受性と金属要求性が大きく変化することが,スタットマンE.R.Stadtmanらによって明らかにされた。
[酵素異常]
アフリカの原住民やアメリカの黒人の中に多発する先天性の貧血症がある。それらの黒人の血液を採取し,赤血球を顕微鏡で調べてみると,時間とともに鎌状に変形し,やがて赤血球が溶血する。…
※「酵素異常」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」