世界大百科事典(旧版)内の里見公園の言及
【市川[市]】より
…台地では野菜,畜産,果実などの近郊農業が行われ,三角州の水田はれんこんの大産地であったが,現在は埋め立てられて住宅地となっている。市内に名所,史跡が多く,市東部の姥山貝塚(史),国府台北部には堀之内貝塚(史),下総国府跡や国分寺跡があり,また西端の里見公園は1538年(天文7)と64年(永禄7)の2回にわたって安房里見氏と小田原の北条氏が激戦をした古戦場で,園内の桜と眼下の江戸川の眺望のよさで近世から行楽地となっている。台地のふもとに《万葉集》に悲恋をうたわれた真間手児名(ままのてこな)をまつる堂がある。…
※「里見公園」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」