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重吉 じゅうきち

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

重吉 じゅうきち

小栗重吉(おぐり-じゅうきち)

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

重吉

没年:嘉永6.1.2(1853.2.9)
生年:寛政5(1793)
近世尾張の漂流民。佐久島出身,半田に居住。名古屋の廻船督乗丸の船頭として文化10(1813)年に江戸からの帰航途中で漂流,統率力を発揮して世界最長484日の海上漂流に耐え,カリフォルニア沖でイギリス船フォレスタ号に救助される。シトカ,カムチャツカを経て,3年後の同13年,ロシア船で千島列島に送られ,翌年,帰郷した。国学者・池田寛親に語った『船長日記』に経験が活写されている。ロシアの器物の展示で資金を得て乗組員の供養塔を建てた。また『露西亜国衣類器物披露由来書』をつくり,わが国最初の和露単語集ともいえる『ヲロシヤノ言』をつくり売った。<参考文献>『船長日記』(『日本庶民生活史料集成』5巻),川合彦充『督乗丸の漂流』

(春名徹)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典内の重吉の言及

【船長日記】より

…池田寛親編。名古屋の督乗丸(乗組員14名)が1813年(文化10)江戸から帰航中遭難,漂流16ヵ月後,生存者3名が北アメリカ大陸の南西洋上でイギリス船に救助され,以後カナダ,アラスカを経てカムチャツカに至り,ロシア船に送られてウルップ島に上陸,船頭重吉ら2名が択捉(えとろふ)島,国後(くなしり)島を経て17年故郷に帰着するまでの苦難の体験と見聞を記録したもの。鎖国下の海外見聞録,記録文学として貴重な資料である。…

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