世界大百科事典(旧版)内の重液材の言及
【重液選別】より
…懸濁重液というのは,磁鉄鉱,ケイ素鉄(フェロシリコンともいい,ケイ素と鉄の合金),石英のような高比重物質の粉末を水中に懸濁させることによって得られる,見掛け比重が1よりも大きい懸濁液のことである。これら懸濁質固体(不溶性微粉末)は重液材と呼ばれる。 重液選別は,石炭の選別法としてジグ選別と並び主要な分離技術であるばかりでなく,一般の鉱石類の選鉱においても,予備選別,すなわち無価値の岩石(脈石)の一部を微粉砕処理に持ち込む前に粗粒段階で分離・除去するための手段としても,しばしば応用されている。…
※「重液材」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」