野呂川林道(読み)のろがわりんどう

世界大百科事典(旧版)内の野呂川林道の言及

【北岳】より

…北岳東方の大樺沢,西方の左俣沢,南方の北沢源流部などには,更新世に形成された氷食カールがある。かつては夜叉神峠などの峠を越えて入山しなければならなかったが,1962年野呂川林道が開通し,北岳北東麓の広河原で早川林道と結ばれてから登山者が急増した。さらに80年南アルプス林道が開通し,広河原は赤石山脈北部の登山,観光の拠点となった。…

【夜叉神峠】より

…古くから甲府盆地と野呂川流域を結ぶ交通路で,木材や木炭の搬出などに使われたが,登山が盛んになった昭和初期からは登山者がここを通って北岳北麓の広河原方面へ迂回するようになった。現在は峠の下を夜叉神トンネルで通る野呂川林道ができたため,交通路としての役割は消滅した。峠からの白根三山の眺望が美しく,付近のシラカバやカラマツなどの続く台地には県営のキャンプ場や夜叉神小屋があって行楽地になっている。…

※「野呂川林道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む