野里なべ(読み)のざとなべ

世界大百科事典(旧版)内の野里なべの言及

【なべ(鍋)】より

…やがて鉄なべの普及にともなって,なべといえば金属製のものを指し,堝は土なべと呼ばれるようになるが,鎌倉初期成立の《続古事談》には〈銀ニテ土鍋ヲツクリテ〉という表現が見られる。《延喜式》には大和,河内から鉄なべの貢進されていたことが見えるが,江戸時代にもこの2国のなべは播磨の野里(のざと)なべなどとともに全国的に著名であった。江戸後期の安永(1772‐81)ころから鉄製の浅い小なべが出回るようになったと大田南畝は《一話一言》に書いているが,それと符節を合するごとく,天明(1781‐89)以後なべ料理が盛んになっている。…

※「野里なべ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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