世界大百科事典(旧版)内の量の理論の言及
【数学教育】より
…その後,68年の学習指導要領には集合,関数,確率など現代数学の基礎概念がとり入れられたが,77年の改定ではその一部は〈基礎的・基本的ではない〉として,おもに中学校段階で削除されるにいたった。このように数学教育の現代化は曲折をへてきたが,戦後日本の数学教育界に提起され注目をひいたものに〈水道方式〉と〈量の理論〉がある。前者は,明治以来の〈数え主義〉に反対して量にもとづく数概念を確立することをめざし,暗算ではなく十進構造による筆算を中心とした指導法を体系化したものである。…
※「量の理論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」