金享俊(読み)きんきょうしゅん

世界大百科事典(旧版)内の金享俊の言及

【鳳仙花】より

…京畿道水原出身)が小説《乙女の魂》を出版するとき,本の扉に〈哀愁〉と題するバイオリン曲を作曲して楽譜をのせたのが原曲である。その美しい旋律を見た音楽家金享俊は,〈垣根の陰に咲く鳳仙花よ,君の姿はあわれなれば〉(第1節前半)と,当時の朝鮮の人々のおかれた不当な状況を比喩して作詞した。この曲を,有名なソプラノ歌手金天愛が狂わんばかりの独特の唱法でうたって以来,全国的に広がった。…

※「金享俊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」