世界大百科事典(旧版)内の金属クロムの言及
【クロム】より
…1797年フランスのN.L.ボークランがシベリア産紅鉛鉱(主成分PbCrO4)中から発見し,その化合物の美しい色からギリシア語のchrōma(色)にちなんで命名した。1854年ドイツのR.W.ブンゼンは塩化クロム(II)CrCl2水溶液の電解ではじめて少量の金属単体を分離し,99年ドイツのゴルトシュミットHans Goldschmidtがテルミット法によって比較的純粋な金属クロムを得ることに成功した。地球上には広く分布しているが,存在量はあまり多くない。…
※「金属クロム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」