世界大百科事典(旧版)内の金線サイダーの言及
【サイダー】より
…本来はリンゴ酒(シードル)を意味する英語であるが,日本では明治初年以来シャンペン・サイダーと呼ぶリンゴ系のエッセンスを用いた炭酸飲料をこの名で呼んでいた。1899年横浜の秋元巳之助が〈金線サイダー〉を発売,1904年これを王冠栓のガラスびん入りにしてからは,ほぼ同じ成分の炭酸飲料を玉入りガラスびんに詰めたものをラムネ,王冠栓を用いたものをサイダーと通称するようになった。以後,07年に三ツ矢サイダー,08年にリボンシトロン,28年にキリンレモンが発売され,現在では,かんきつ,とくにレモン系のエッセンスを用いたものになっている。…
※「金線サイダー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」