釣瓶立ち(読み)つるべだち

世界大百科事典(旧版)内の釣瓶立ちの言及

【釣瓶】より

…沖縄の宮古八重山地方では,かつて葵蒲(くば)の葉でつくった釣瓶が掘井戸(ツリカワ)で用いられ,ブリキ製になってもその形態だけは受け継いでいた。釣瓶にまつわる言葉は多く,鉄砲などをたてつづけに連打することを〈釣瓶打ち〉,秋の日の暮れやすい様を釣瓶がまっすぐ急速に落ちることになぞらえて〈秋の日の釣瓶落とし〉,直立していることを〈釣瓶立ち〉などといった。また大樹の枝から通行人の頭上へ大きな釣瓶を下ろしたり,それで引きあげて食うという妖怪はツルベオロシ,ツルベオトシと呼ばれ各地に分布する。…

※「釣瓶立ち」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android