鉄アルミナ富化作用(読み)てつあるみなふかさよう

世界大百科事典(旧版)内の鉄アルミナ富化作用の言及

【ラテライト】より

…その結果,塩基やケイ酸が強度に溶脱され,鉄やアルミニウムの含水酸化物が残留して相対的に富化する作用に対して,ラテライト化作用という用語が用いられた。しかしラテライトの形成過程,すなわちプリンサイトが硬化してラテライトとなる過程との混同を避けるため,最近では土壌生成作用を示す用語としてはあまり用いられず,その代りに鉄アルミナ富化作用と呼ばれるようになってきている。
[ラテライト性土壌]
 湿潤熱帯に広く分布する土層の厚い赤色味の強い土壌。…

※「鉄アルミナ富化作用」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android